「合同会社の作り方|初心者でもわかる10ステップと注意点」
「会社ってどうやって作るの?」 「自分にできるか不安…」
そんな方に向けて、この記事では合同会社の設立手順をやさしく、ていねいに解説していきます。
株式会社よりも手続きがシンプルでコストも抑えられる「合同会社」。 個人での起業や副業スタートにもぴったりなこの形態を、スムーズに設立できるよう、わかりやすくまとめました。
合同会社とは?なぜ人気なの?
まずは合同会社の特徴をざっくり紹介します。
- 設立費用が安い(株式会社よりも約10万円安く始められる)
- 役員や株主の設置が不要(個人一人でも設立できる)
- 定款の認証がいらない(公証役場に行く必要なし)
つまり、「早く・安く・一人でもできる」のが合同会社の魅力です。
合同会社設立の10ステップ
それでは、実際の手順をステップごとに説明していきます。
1. 事業内容を決める
まずは「何をする会社か?」をしっかり考えます。 たとえば「誰に」「何を」「どう提供するのか」を具体的に書き出してみましょう。
2. 資本金を決める
次に、会社の資本金(スタート時の資金)をいくらにするか決めます。 金額の制限はありませんが、10万円〜100万円が一般的です。
3. 出資者を決める
さらに、出資する人(社員)を決めます。 ひとりで設立する場合は、自分がそのまま代表社員になります。
4. 会社名(商号)を決める
その後、会社の「名前」を決めます。 同じエリアで同じ名前が使われていないか、事前にネットで検索しておくと安心です。
5. 定款を作る
ここで、会社のルールブックとなる「定款」を作成します。 以下のようなことを記載します:
- 会社名、本店所在地
- 目的(どんな事業を行うか)
- 資本金、出資者、業務執行者など
なお、合同会社では、公証役場での定款認証は不要です。
6. 出資金を払い込む
その次に、資本金を代表社員の銀行口座に振り込みます。 振り込み後は、通帳のコピーをとっておくと証明になります。
7. 登記書類を作成する
そして、以下の書類を準備します:
- 登記申請書
- 定款
- 出資金の証明書類
- 印鑑届出書 など。ミスがないか、よくチェックしましょう。
8. 法務局に登記申請をする
書類が揃ったら、いよいよ法務局に提出します。 提出してから約1週間〜10日で登記が完了します。
ちなみに、登記が完了すると、正式に「法人」としての会社が誕生します。
9. 税務署などに届出を出す
続いて、登記が終わったら、税務署・県税事務所・年金事務所などに届出を出します。 これを忘れると、後から大変になるので注意しましょう。
10. いよいよ事業スタート!
最後に、書類や届出が終われば、あなたの会社が動き出します。 屋号を看板に出したり、Webサイトを作ったり、開業届を出したりと、少しずつ進めていきましょう。
定款作成の注意点
さて、定款は会社の「設計図」とも言える大切な書類です。 特に以下の3点はしっかり確認して作成しましょう。
- 事業目的は具体的に書く 将来やるかもしれない事業も含めて、広めに設定しておくのがおすすめです。
- 所在地は正確に記載 建物名・部屋番号までしっかり記載しておきましょう。
- 資本金の額も明記する 出資金額が一致していないと登記で止められることもあります。
「登記」とは何?
ここで少し、「登記」についてもおさらいしておきましょう。
登記とは、あなたの会社の情報を国(法務局)が公式に記録すること。 たとえるなら、「人間の住民票・戸籍」のようなものです。
この手続きを済ませることで、会社として社会的に認められる存在になります。
合同会社設立が簡単といわれる理由
では、なぜ合同会社が「簡単」と言われるのでしょうか?
その理由は、以下のような特徴があるからです:
- 定款の認証がいらない(公証役場不要)
- 株主総会や取締役会などの設置が不要
- 出資と経営を同じ人が担当できる
そのため、手間も少なく、自分のペースで進められるのが最大の魅力です。
まとめ|まずは一歩踏み出そう!
ここまでの流れを見て、「意外とできそう!」と思えた方もいるのではないでしょうか。
合同会社の設立は、ひとつずつステップを踏めば、個人でも十分にできます。
- 事業内容や資本金を決める
- 定款や登記書類を用意する
- 登記と届出を済ませる
この流れさえ押さえれば、あなたの会社もすぐに動き出せます。
もし不安なことやわからないことがあれば、専門家に聞くのが安心です。
あらかき行政書士事務所にご相談ください
最後に、那覇市のあらかき行政書士事務所では、合同会社設立のサポートを行っています。
「何から始めたらいいかわからない…」 「自分一人でできるか不安…」
そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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