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【調停】の基本は話し合い
那覇市仲井真・国場で行政書士をしています、新垣です。
今回は、家庭の問題や離婚についての「調停」についてお話します。
「調停」という言葉を聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。
でも、実は 「話し合いで解決する方法」 のことです。この文章では、調停がどんなものなのか、わかりやすく説明します。
調停ってなに?
調停は、夫婦や家族の問題を 家庭裁判所で話し合って解決する方法 です。調停では、夫婦だけでなく 第三者(調停委員) が間に入って、話し合いをサポートしてくれます。
調停が必要なとき
調停が必要になるのは、次のような場合です:
- 話し合いがうまくいかないとき
- 例:「親権をどちらが持つか」「財産をどう分けるか」で意見が合わない。
- 相手が話し合いを拒否するとき
- 例:連絡が取れない、話し合いをしてくれない。
こういうときに調停を利用すると、 第三者が間に入ることで話し合いがスムーズに進みます。
調停の進み方
調停は、次のような流れで進みます:
- 申し込む
- 家庭裁判所に行き、調停を申し込みます。
- 書類を提出します(調停申立書や資料など)。
- 日程を決める
- 裁判所が調停の日を決めて教えてくれます。
- 都合が悪い場合は、変更をお願いできます。
- 話し合いをする
- 調停の日に、裁判所で話し合いをします。
- 調停委員(男性1人、女性1人)が間に入って意見を聞きます。
- 夫婦が直接話す必要はなく、調停委員がやり取りをしてくれるので安心です。
- 決まったことをまとめる
- 話し合いがうまくいくと、条件が決まります。
- 決まらない場合や気持ちが変わった場合は、調停を取り下げることもできます。
調停で大事なこと
調停で大事なのは、次の3つです:
- 冷静に話し合う
- 調停は、意見を押し付ける場ではありません。お互いに納得できる方法を探します。
- 調停委員を信頼する
- 調停委員は中立な立場なので、安心して相談しましょう。
- 状況に応じて柔軟に対応する
- 調停中に気持ちや状況が変わったら、調停を取り下げることも可能です。
調停のいいところと大変なところ
いいところ
- 第三者が間に入るので、冷静に話し合える。
- 合意した内容には法的な効力がある。
- 裁判より手続きが簡単で費用も安い。
大変なところ
- 話し合いが長引くことがある。
- 相手が協力的でないと進まない場合がある。
まとめ:調停は話し合いを助ける場所
調停は、家庭裁判所で行う 話し合いの場 です。調停委員がサポートすることで、冷静に意見を出し合い、解決策を見つけることができます。
夫婦の問題は感情的になりがちですが、調停を利用することで前向きな解決が期待できます。
専門家に相談しながら、スムーズに進めましょう。