建設業許可のお金の基準をやさしくチェック!
「建設業の許可を取りたいけど、お金のことって難しくてよくわからない…」 そう思っていませんか?
実は、建設業の許可を受けるためには、”財産的基礎”という「お金に関する条件」を満たす必要があります。 でも、安心してください。特別なお金持ちでなくても、きちんと準備すればクリアできる内容です。
ここでは、許可申請に必要な「お金の条件」をチェックリスト形式とやさしい説明で整理しています。数字や書類が苦手な方でも読めば「なるほど!」とわかるように作りました。
✅ 財産的基礎 チェックリスト
チェック項目 | 見られるポイント | 基準の目安 |
---|---|---|
自己資本 | 自分の持っているお金 | 500万円以上あると安心 |
資金調達力 | 銀行などから借りられる力 | 500万円以上の融資証明や預金残高証明あり |
欠損の額 | 赤字が大きすぎないか | 純資産がマイナスでなければOK |
流動比率 | 短期の支払いができるか | 100%以上が理想 |
資本金 | 開業時に用意したお金 | 500万円以上あると有利 |
1. 自己資本ってなに?
自己資本とは、自分の持っているお金や財産のことです。
- 法人の場合:「純資産合計」という欄に書かれた金額がポイントです。
- 個人事業主の場合:期首に用意したお金に利益を足して、借金などを引いた額になります。
例として:
- 純資産合計が600万円 → OK!
- 借金を除いた手元資金が400万円 → ギリギリ。融資証明も準備すると安心!
2. 資金調達力って?
「自己資本が足りないけど、銀行などからお金を借りる力がある」という場合にもクリアできます。
必要なのは:
- 銀行からの融資証明書
- 預金残高証明書(500万円以上あることがわかるもの)
たとえば:
- 銀行から「500万円貸しますよ」という証明をもらう → OK!
- 自分の口座に500万円あって残高証明を出せる → OK!
3. 欠損ってどういうこと?
「欠損」とは、これまでの事業で赤字が出ていて、それが今も残っている状態のこと。
- 法人の場合:「繰越利益剰余金」という欄がマイナスになっていると注意が必要です。
- 個人事業の場合:損失が自己資金を超えてしまっていると厳しいです。
たとえば:
- 昔は赤字だったけど、今は黒字で安定している → 対応できる可能性あり!
- 大きな赤字がずっと続いている → 要改善
4. 流動比率って?
流動比率とは、「手元のお金など」と「すぐ払う必要があるお金」とのバランスを見る数字です。
計算方法:
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
たとえば:
- 現金などの流動資産:1000万円
- 支払う予定の流動負債:500万円 → 流動比率=200% → OK!
100%未満だと、急な支払いに不安があると見なされます。
5. 資本金とは?
資本金は、事業を始めるときに準備した運転資金のことです。
- 法人:出資者から集めたお金(払込資本金)
- 個人事業:開業時に持ち込んだお金
目安として: 500万円以上あれば、事業に対する信頼度もアップします。
よくある質問
Q1. 自己資本が500万円に足りません。どうすれば?
→ 銀行からの融資証明や預金残高証明で補えます。
Q2. 過去に赤字があります。許可は取れない?
→ 現在の経営状態が健全であれば大丈夫なこともあります。個別に確認しましょう。
Q3. 書類の書き方がわかりません。
→ 行政書士が一緒に作成・確認をサポートします。
最後に:数字が苦手でも大丈夫です
財産的基礎と聞くと「難しそう」と思うかもしれませんが、大切なのは、 「しっかりした事業をやっていけるか?」という土台を見せることです。
完璧な財務状況でなくても、書類や実績を整えることでクリアできるケースは多いです。
不安な方は、まずご相談ください
あらかき行政書士事務所では、建設業許可に必要な財産的基礎の確認や書類の準備など、 数字が苦手な方にもやさしく対応しています。
「これってどうなの?」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。
今すぐ相談じゃなくてもOK。
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