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建設業の工事⑥|水道・消防・清掃・解体
この記事では、「水道施設工事」「消防施設工事」「清掃施設工事」「解体工事」について、建設業許可取得に必要な視点でわかりやすく解説します。
水道施設工事|きれいな水を届けるための工事
水道施設工事とは、上水道や下水道など、水の供給と排水の仕組みを整えるための施設を整備する工事です。
【主な仕事内容】
- 取水施設の建設(川や湖から水を取る)
- 浄水施設の設置(不純物を取り除く)
- 配水施設の整備(ポンプや配管で供給)
- 下水処理設備の構築(使用後の水の処理)
【ポイント】 生活や産業活動に欠かせない“水の流れ”を支える、大規模かつ公共性の高い工種です。
消防施設工事|火災時の安全を守る工事
消防施設工事は、火災を早期に察知・消火・避難するための設備を建物に取り付ける工事です。
【主な仕事内容】
- 火災報知器の設置
- スプリンクラー・屋内外消火栓の施工
- 非常用はしご・避難橋の設置
【ポイント】 避難階段の設置は「消防施設工事」ではなく「建築一式工事」や「鋼構造物工事」に該当する点に注意が必要です。
清掃施設工事|ごみ・し尿を適切に処理する施設の工事
清掃施設工事とは、地域の衛生を守るためのごみ処理場やし尿処理施設を建設する工事です。
【主な仕事内容】
- ごみ焼却・リサイクル施設の建設
- し尿処理施設(浄化槽など)の整備
【ポイント】 排水処理や集塵設備は、別の工種(管工事や機械器具設置工事)に該当することもあるため、分類の確認が重要です。
解体工事|古い建物や設備を撤去する工事
解体工事は、建物や工作物を安全に取り壊す工事です。新築・再開発や老朽化による撤去に欠かせません。
【主な仕事内容】
- 建築物・構造物の取り壊し
- 不要な設備の取り外し
【ポイント】 建物の構造や規模によっては、「土木一式工事」や「建築一式工事」の範囲になる場合もあります。
まとめ
工事の種類 | 内容の例 | 補足 |
---|---|---|
水道施設工事 | 浄水・取水・配水・下水処理の設備整備 | 上水道から下水処理まで一連のライフライン構築 |
消防施設工事 | 火災報知器・スプリンクラー・避難設備の設置 | 避難階段の設置は他工種に該当 |
清掃施設工事 | ごみ焼却場・し尿処理施設の建設 | 排水処理・集塵設備は他工種になることも |
解体工事 | 建物や設備の撤去工事 | 一式工事に分類されるケースもあり |
これで建設業許可で定められた全ての工事内容が出揃いました。それぞれの工事は内容によって分類が異なるため、申請の際はどの種類に当てはまるかをしっかり確認しておくことが大切です。
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