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建設業許可の工事内容②|石・屋根・電気・管・タイル工事を解説
建設業許可を検討している方のために、この記事では「石工事」「屋根工事」「電気工事」「管工事」「タイル・レンガ・ブロック工事」の内容を、わかりやすく整理して解説します。
石工事|石材やブロックを使った構造物の施工
石工事とは、石材やコンクリートブロックを使って構造物を築いたり、建物に石材を取り付ける工事です。
【主な仕事内容】
- 石積み・石張り工事(塀・擁壁など)
- コンクリートブロック積み(建物外構や境界の仕切り)
【ポイント】 「据付け工事」は『とび・土工・コンクリート工事』に分類されますが、内外装や擁壁の仕上げであれば『石工事』または『タイル・レンガ・ブロック工事』に分類されることがあります。
屋根工事|瓦や金属板などによる屋根の施工
屋根工事は、建物の屋根を保護・断熱・機能的に仕上げるために行う工事です。
【主な仕事内容】
- 瓦・スレート・金属板などを使った屋根の葺き替え
- 屋根断熱工事
- 太陽光パネル一体型の設置(屋根側作業)
【ポイント】 屋根にパネルを設置する作業は屋根工事ですが、電気的接続は『電気工事』に分類されます。
電気工事|発電・配電・電気設備の設置工事
電気工事とは、建物やインフラに必要な電気設備を設置・接続する工事です。
【主な仕事内容】
- 発電設備工事(太陽光など)
- 配電線・送電線の設置工事
- 照明設備やネオン、信号機の設置
【ポイント】 太陽光設備やネオン装置の設置、信号設置も『電気工事』に含まれます。
管工事|空調・配管・給排水などの工事
管工事は、配管を通じて空気や水を供給・排出する設備を設置する工事です。
【主な仕事内容】
- 冷暖房や空調システムの設置
- 給排水設備の工事
- トイレや洗面台などの衛生設備の設置
【ポイント】 上下水道や公害防止設備の配管工事も『管工事』に含まれます。
タイル・レンガ・ブロック工事|仕上げ材を使った装飾工事
この工事は、タイルやレンガ、ブロックなどを使って建物の外装や内装を仕上げる作業を指します。
【主な仕事内容】
- タイル張り(内壁・床など)
- レンガ積み(外壁・門塀)
- スレート張り(屋根・外装)
【ポイント】 スレートを屋根材として使用する場合は『屋根工事』、外壁用なら『タイル・レンガ・ブロック工事』です。
まとめ
工事の種類 | 内容の例 | 補足 |
---|---|---|
石工事 | 石・ブロックを積んで構造物や壁をつくる | 擁壁や塀などの施工に該当 |
屋根工事 | 瓦・スレート・金属板で屋根を葺く | パネル設置との境界に注意 |
電気工事 | 発電設備・照明・信号機の設置 | ネオン・太陽光設備も含む |
管工事 | 空調や給排水配管、衛生設備の設置 | 下水道や公害防止も範囲に含まれる |
タイル・レンガ・ブロック工事 | タイル張り、レンガ積み、外壁仕上げ | スレート使用時の分類に注意が必要 |
工事内容によって必要な許可が異なるため、少しの違いが大きな違いにつながることもあります。判断に迷ったときは、早めに専門家に相談しておくと安心です。
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