【建設工事の内容③】
この記事では、『建設工事の内容』について簡単でわかりやすく解説します。建設業許可を検討中の方や、各種工事の内容について知りたい方に向けた内容です。
【鋼構造物工事の内容】
鋼構造物工事とは、鋼材を切ったり組み立てたりして建物や構造物を作る工事のことを指します。簡単に言うと、鉄や鋼を使って物を作る作業のことです。
仕事内容
- 鉄骨を使った建物の骨組みづくり。
- 橋や鉄塔、タンクの設置。
- 屋外広告物の製作・設置。
- 水門や門扉の取り付け工事。
ポイント
特に注目したいのは、鉄骨工事が鉄骨の加工から組み立てまでを含む点です。また、ビルの外壁に取り付ける避難階段は「鋼構造物工事」に分類されるため、専門性が高いことがわかります。
参考動画
【鉄筋工事の内容】
鉄筋工事は、鉄筋を切ったりつなげたりして建物や構造物を作る工事です。鉄筋は建物の強度を保つ重要な素材です。
仕事内容
- 鉄筋加工組立工事: 鉄筋を配置して組み立てる作業。
- 鉄筋継手工事: 配置された鉄筋をガス圧接や溶接でつなぐ作業。
ポイント
鉄筋工事は、建物の基礎や壁の強度を高めるために欠かせない工事です。そのため、施工精度が建物の安全性を大きく左右します。
参考動画
【舗装工事の内容】
舗装工事は、道路や地面をアスファルトやコンクリートなどで舗装する工事です。簡単に言えば、地面を整えて使いやすくする作業です。
仕事内容
- アスファルト舗装、コンクリート舗装、ブロック舗装。
- 路盤を築く工事。
ポイント
ただし、ガードレールの設置は『舗装工事』ではなく『とび・土工・コンクリート工事』に分類される点に注意が必要です。さらに、人工芝を舗装された地盤面に貼り付ける工事は、『舗装工事』として扱われます。
参考動画
【しゅんせつ工事の内容】
しゅんせつ工事とは、川や港、湖の水底から泥やごみを取り除く工事です。要するに、水底のお掃除をする工事です。
仕事内容
- 川底や湖底を浚渫(しゅんせつ)する作業。
ポイント
また、しゅんせつ工事は航路や港の機能を維持するために必要不可欠な作業です。この工事によって、船舶が安全に航行できるようにします。
参考動画
【板金工事の内容】
板金工事は、金属の薄い板を加工して建物に取り付ける工事のことです。金属製の部品を作ったり、建物に取り付けたりします。
仕事内容
- 板金加工取り付け工事: 金属板を建物の内外に取り付ける作業。
- 建築板金工事: 外壁や天井に金属の板を取り付ける工事。
ポイント
特に注意すべき点として、板金屋根工事は『屋根工事』に分類されるため、板金工事とは別物として扱われます。また、建築板金工事は見た目だけでなく、耐久性や防水性にも重要な役割を果たします。
参考動画
まとめ
今回の解説では、以下の建設工事内容を取り上げました:
- 鋼構造物工事: 鉄や鋼を使った構造物の工事
- 鉄筋工事: 鉄筋を加工・組み立てる工事
- 舗装工事: 道路や地面を舗装する工事
- しゅんせつ工事: 水底の泥やごみを取り除く工事
- 板金工事: 金属板を加工して建物に取り付ける工事
建設業許可申請を行う際には、自分が行う工事がどの分類に該当するかを確認することが大切です。