金券ショップ開業に必要な古物商許可とは?

金券ショップ開業に必要な古物商許可とは?

「金券ショップを始めたいけれど、何が必要なんだろう?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?

特に、金券を扱うビジネスには、通常の店舗以上に気をつけるべきルールがあります。

私も初めて金券ショップ開業サポートに携わったとき、
「金券って現金と同じくらい厳しく管理されるんだ」と驚いた経験があります。

この記事では、金券ショップを開業するために必要な古物商許可について、
初心者の方にもわかりやすく解説していきます!


なぜ金券ショップに古物商許可が必要なのか?

まず、そもそもなぜ金券ショップに古物商許可が必要なのでしょうか?

理由は、金券が「現金とほぼ同じ価値を持つ商品」だからです。

たとえば、

  • デパートの商品券

  • 郵便切手

  • 乗車券(新幹線・バスなど)

  • 航空券

  • イベントやスポーツ観戦チケット

これらはすぐに換金できるため、
盗難品や詐欺に使われるリスクが高いとされています。

そのため、法律では、これらを扱う事業者に古物商許可の取得を義務付けているのです。


古物営業法の目的とは?

次に、古物営業法についても少し触れておきましょう。

古物営業法の目的は、

  • 盗品や偽造品の流通を防ぐ

  • 犯罪の抑止につなげる

  • 被害者救済を支援する

ことにあります。

たとえば、盗難カードで購入された商品券が金券ショップに持ち込まれた場合でも、
古物商許可に基づく取引記録があれば、犯人の特定や追跡が可能になります。

つまり、許可を持つことは、犯罪防止にも社会貢献にもつながるのです。


金券を扱う際の注意点

では、実際に金券を取り扱うとき、どんなことに注意すればよいのでしょうか?

特に重要なのが、売主の情報確認です。

【売主から確認する情報】

  • 氏名

  • 住所

  • 職業

  • 年齢

売主の身分を確認し、
運転免許証やパスポートなどで本人確認を行い、記録に残しておく必要があります。

こうした記録を残すことは、
後日トラブルが発生した際にも、お店を守る大きな助けになります。


古物商許可が不要なケースとは?

一方で、すべての金券取引に古物商許可が必要なわけではありません。

たとえば、

  • 興行主(映画館、イベント主催者など)から直接委託を受けた場合

このような場合は、販売行為自体が「中古品取引」に該当しないため、
古物商許可は不要となります。

ただし、ケースによって判断が難しい場合もあります。

そのため、少しでも不安があれば、
警察署や行政書士などの専門家に事前に相談しておくことをおすすめします。


チケット不正転売禁止法にも要注意!

さらに、金券ショップを運営するなら、
「チケット不正転売禁止法」にも注意が必要です。

この法律は、2019年6月に施行され、
以下の行為を禁止しています。

  • 定価を超える価格でのチケット転売

  • 興行主の許可なくチケットを転売する行為

たとえば、人気アーティストのライブチケットを高額で転売することは、
この法律違反にあたり、罰則の対象となります。

金券ショップでは、
「取り扱うチケットの種類や入手経路」にも気をつける必要があるのです。


古物商許可を取得するには?

では、実際に古物商許可を取得するには、どのような手続きが必要なのでしょうか?

【必要書類一覧】

  • 古物商許可申請書

  • 住民票(個人の場合)

  • 法人登記簿謄本(法人の場合)

  • 営業所の賃貸契約書など所在地証明

  • 身分証明書(市町村が発行するもの)

  • 法人役員全員分の身分証明書(法人の場合)

  • 許可申請手数料(約19,000円~22,000円)

【申請の流れ】

1.必要書類をすべて揃える
2.店舗所在地を管轄する警察署に申請する
3.約1~2か月の審査期間を経て、許可証が交付される

特に、書類に不備があると再提出になり、許可までの時間が大幅に伸びることもあります。

そのため、丁寧な準備が欠かせません。


行政書士に依頼するメリット

とはいえ、「すべて自分でやるのは大変そう」と感じる方も多いでしょう。

そんなときこそ、行政書士に依頼するメリットがあります。

【行政書士に依頼するメリット】

  • 面倒な書類作成をすべて任せられる

  • 警察署への申請手続きも代行できる

  • 書類不備によるトラブルを防げる

  • 本業に集中できるため、準備がスムーズになる

特に、初めての開業で手続きに慣れていない方にとっては、
時間と労力の節約につながる大きなサポートです。

もちろん、あらかき行政書士事務所でも、
金券ショップ開業のための古物商許可取得を丁寧にサポートしています!


まとめ|金券ショップ開業は正しい手続きから

最後に、ここまでのポイントをまとめます。

  • 金券ショップ開業には古物商許可が必要

  • 金券は現金に近いため、厳しいルールがある

  • 売主情報の確認と記録は必須

  • チケット不正転売禁止法にも注意が必要

  • 少しでも不安な場合は警察署や行政書士に相談する

  • 行政書士に依頼すれば手続きがスムーズに進む

正しい準備を整えれば、
安心して金券ビジネスをスタートできます!

開業に向けて、一緒に第一歩を踏み出しましょう!


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