2024年版 運転代行サービスの現状とこれから
こんにちは、行政書士の新垣です。
コロナ禍が落ち着き、お酒の席での交流が戻りつつある今日この頃。その際に欠かせないサービスの一つが【運転代行】です。
ですが、実際にどれだけの人が利用しているのか、利用しない理由は何なのか、ご存じでしょうか?
今回の記事では、運転代行サービスの現状や課題、そしてこれからの可能性について、私の視点を交えながら分かりやすくお伝えします。
利用者の声やデータを基に、意外な一面も見えてくるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください!
運転代行業界が抱える課題とチャンス
運転代行サービスは、コロナ禍で飲食店の営業自粛が続いた影響を受け、多くの事業者が廃業に追い込まれました。一方で、コロナ後には需要が増え、人手不足が問題となっています。今回の調査では、運転代行の利用状況や今後の期待について、全国1,000人の方に意見を伺いました。
1. 運転代行を使っている人はどのくらい?
運転代行を「現在利用している」と答えた人は7.3%でした。一方で、「一度も使ったことがない」「過去には使ったけれど今は使っていない」と答えた人は92.7%にのぼりました。この結果から、まだ多くの人が運転代行を利用していないことがわかります。
2. 運転代行を使わない理由は?
運転代行を使わない理由として、一番多かったのは「お酒を飲まないから必要ない」(42.2%)という答えでした。
次に「タクシーを利用する」(13.8%)や「費用が高い」(10.5%)という意見が続きました。
また、「使い方がわからない」(6.1%)や「他人に自分の車を運転させたくない」(5.4%)という声もありました。
これらの問題を解決できれば、もっと多くの人が利用する可能性がありそうです。
3. 運転代行にかかる費用はどのくらい?
運転代行を使ったことがある人のうち、1回の利用に「5,000円未満」を支払った人が全体の8割以上でした。
「5,000円~1万円未満」という人は3.4%で、「1万円以上かかった」という人はわずか0.7%でした。多くの人が手頃な料金を重視していることがわかります。
4. コロナの影響は?
コロナ禍の間に「利用頻度が減った」と答えた人は6.4%で、「利用頻度が増えた」(0.4%)を大きく上回りました。
また、「外食の機会が減ったため、必要がなくなった」という意見も目立ちました。一方で、「コロナが収まったらまた利用するかもしれない」という前向きな意見も複数ありました。
5. 今後の利用についての意見
「今後ぜひ利用したい」「どちらかといえば利用したい」と答えた人は9.9%でした。
この割合は現在の利用率(7.3%)を少し上回っています。
「飲み会で気兼ねなく楽しめる」「タクシーより安くて便利」などのポジティブな意見があり、今後も需要が増える可能性があります。
6. 年齢や性別での違い
調査では、男性のほうが女性よりも利用したいという意向が高い結果になりました。
また、年齢が高くなるほど「利用したくない」と答える人が増える傾向がありました。このような特徴を考慮すると、ターゲットを絞ったサービスの工夫が必要かもしれません。
7. 運転代行サービスの未来
運転代行は、車を持っている人やお酒を飲む機会がある人を主な対象とするサービスです。
そのため、利用する人は限られるビジネスですが、今回の調査では「これから使ってみたい」という意見もありました。
今後、運転代行をもっと利用してもらうためには、「使いやすさ」や「料金の透明性」、「安心して利用できるサービスづくり」が鍵になるでしょう。また、どんな状況でも続けられる安定した運営方法を考えることも大切です。
調査概要
- 調査期間:2023年11月10日~11月17日
- 調査対象:全国の20代~60代以上の男女1,000人
- 調査方法:インターネット調査
本記事は2024年5月10日時点の情報に基づいています。サービスを導入する際は、ぜひ専門家の意見も参考にしてください。