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【完全ガイド】自動車の変更登録とは?初心者向け解説
自動車の変更登録は、所有者が変わらずに使用者の変更や住所の変更があった場合に必要な手続きです。適切に手続きを行わないと、罰則が発生する可能性もあります。本記事では、自動車の変更登録について、初心者でも理解しやすいように詳しく解説します。
変更登録とは?
変更登録とは、自動車の 使用者や登録情報に変更 があった際に必要な手続きのことです。以下のようなケースで変更登録が求められます。
- 使用者(実際に車を運転する人)が変わった場合
例)父親の車を娘が使用することになった - 使用者の氏名が変更になった場合
例)結婚や離婚で苗字が変わった - 使用者の住所が変更になった場合
例)引っ越しにより住所が変わった - 自動車の保管場所(本拠の位置)が変更になった場合
例)新しい駐車場に変更 - 車の型式や車体番号が変更になった場合(改造など)
変更登録は、変更の発生から 15日以内 に手続きを行う必要があります。期限を過ぎると罰則の対象になるため、迅速な対応が必要です。
また、変更登録と混同されやすい「移転登録」との違いも理解しておきましょう。
変更登録と移転登録の違い
項目 | 変更登録 | 移転登録 |
---|---|---|
所有者 | 変わらない | 変わる |
変更内容 | 使用者や住所、車両情報の変更 | 所有者が別の人に変わる |
例 | 引っ越しで住所が変わる、使用者が変わる | 車を売却・譲渡する |
つまり、 所有者が変わる場合は移転登録、使用者の変更などは変更登録 となります。
変更登録に必要な書類
変更登録をする際には、以下の書類が必要です。
基本書類
- 申請書(様式1号)
- 委任状(代理人が手続きする場合)
- 手数料納付書(350円)
変更内容ごとの追加書類
変更内容 | 必要書類 |
---|---|
使用者の住所変更 | 住民票(発行後3か月以内) |
使用者の氏名変更 | 戸籍謄本または住民票 |
使用者が変更 | 住民票または印鑑証明書 |
法人の移転変更 | 履歴事項全部証明書 |
法人の商号変更 | 履歴事項全部証明書、閉鎖事項証明書 |
法人の使用者変更 | 履歴事項証明書、印鑑証明書 |
車庫証明書の必要条件
- 住所変更時、車庫証明が必要な地域では 発行後40日以内のもの を提出
- 40日を超えた場合は再取得が必要
- 車庫証明不要な地域では 公共料金の領収書(発行後3か月以内) で代用可能
変更登録の手続き方法
- 必要書類を準備する
書類に不備があると手続きができないため、事前に確認しましょう。 - 運輸支局または軽自動車検査協会へ行く
- 普通車は 運輸支局(陸運局) で申請
- 軽自動車は 軽自動車検査協会 で申請
- 申請書を提出する
申請窓口に必要書類を提出し、手続きを進めます。 - 新しい車検証を受け取る
申請完了後、新しい車検証が発行されます。
変更登録の注意点
- 期限を守ることが重要
- 変更の発生から 15日以内 に手続きを行いましょう。
- 車庫証明の有効期限を確認
- 40日を超えると再取得が必要です。
- 代理申請の場合は委任状を準備
- 本人が手続きできない場合、代理人による申請も可能です。
まとめ
変更登録とは、自動車の 使用者変更や住所変更 などがあった場合に必要な手続きです。変更内容によって必要書類が異なるため、事前確認を徹底し、期限内に手続きを行いましょう。
また、不明点があれば 最寄りの陸運局や軽自動車検査協会に問い合わせる と安心です。
さらに、手続きに不安がある場合は 行政書士などの専門家に相談 するのも有効な手段です。