商品が届かない時の内容証明|返金請求の書き方と費用

「ネットで注文して代金も払ったのに、商品が届かない」
「納品予定日を過ぎても、なんの連絡もない」

沖縄・那覇でも、こうしたトラブルの相談は少なくありません。とくに個人間の取引や小さなショップとの取引では、相手がきちんと対応してくれないことがあります。

この記事では、商品が届かないときに使える「内容証明(ないようしょうめい)」について、書き方・記載項目・文例・費用まで、はじめての方にもわかるように解説します。

そもそも内容証明ってなに?

内容証明とは、かんたんに言うと「いつ・誰が・誰に・どんな内容の手紙を送ったか」を郵便局が証明してくれる郵便のことです。

ふつうのメールや口頭の催促と違って、「正式に請求しました」という記録が公的に残ります。これが、後で大きな意味を持ちます。

放っておくと、返金はどんどん難しくなる

商品が届かないまま放置すると、状況は悪くなる一方です。

  • やり取りの履歴やメッセージが、時間とともに消えてしまう
  • 相手が倒産・夜逃げ・連絡不能になるリスクが上がる
  • 裁判になったとき「なぜすぐ請求しなかったのか」と不利になることがある

「もう少し待ってほしい」と言われると、つい信じて待ってしまいます。でも、口頭やメールだけの催促では、相手に本気度が伝わらず、後回しにされがちです。

例:那覇市のCさんの場合

フリマアプリで3万円の商品を購入。代金を払ったのに届かず、相手は「来週送ります」を3回くり返した末に音信不通に。Cさんが内容証明を送ったところ、数日後に返金の連絡が来ました。

内容証明が効く理由

内容証明には、こんな効果があります。

  • 「正式な請求だ」と相手に強く伝わる
  • 裁判や調停で「ちゃんと請求した証拠」として使える
  • 相手に心理的なプレッシャーがかかる

さらに大事なポイントがあります。契約を解除して返金を求めるには、法律(民法541条)で「まず期限を決めて催促すること」が必要とされています。

むずかしく聞こえますが、要は「〇日以内に商品を送ってください。送られなければ契約をやめて返金を求めます」と期限つきで伝える、ということです。内容証明なら、この条件をしっかり満たせます。

内容証明に書くべきこと

次の項目を入れます。

  • 商品名・注文日・支払日・支払金額
  • 約束していた引き渡しの期日と、それを過ぎている事実
  • 猶予期間(例:この手紙が届いてから7日以内)
  • 期限までに届かなければ契約を解除する、という意思
  • 解除したあとは返金を求める、という意思
  • 返金してもらう口座情報

文例(抜粋)

令和〇年〇月〇日、貴殿より〇〇を〇〇円で購入し、同日代金を支払いました。しかし、約束の令和〇年〇月〇日を過ぎても商品が届いていません。
つきましては、本書が届いてから7日以内に商品を引き渡してください。期限までに引き渡しがない場合は契約を解除し、お支払い済みの代金〇〇円を下記口座へご返金ください。

送り方と費用(2026年・最新)

内容証明は、同じ文書を3通用意して郵便局へ持っていきます(自分の控え・相手用・郵便局の保管用)。

2024年10月に郵便料金が変わったため、費用も新しくなっています。

項目金額
郵便の基本料金(定形・25gまで)110円
一般書留480円
内容証明の加算料金(1枚)480円
合計(最低)約1,070円

※文書が2枚以上になると、1枚ごとに290円が追加されます。
※「ちゃんと届いた」ことまで証明したい場合は、配達証明(+350円)を付けるのがおすすめです。その場合の合計は約1,420円です。

内容証明を送っても反応がないときは?

期限を過ぎても商品も返金もないときは、次の手段に進みます。

  • 支払督促(簡易裁判所に書類を出すだけで手続きできる)
  • 少額訴訟(60万円以下なら、短い期間で判決が出る)
  • 通常訴訟(高額・複雑なケース向け)

内容証明そのものに「払わせる強制力」はありません。ですが、「正式に請求した証拠」として、これらの手続きで強い武器になります。

自分でできる人/プロに任せた方がいい人

正直にお伝えします。内容証明は、自分で書いて送ることもできます。

自分でできそうな人

  • 請求する内容や金額がはっきりしている
  • 文章を書くのが苦ではない
  • 相手と連絡が取れている

専門家に任せた方がいい人

  • 文面をどう書けばいいかわからない
  • 相手が悪質、または音信不通
  • 金額が大きく、確実に進めたい
  • 解除や返金の条件を満たせているか不安

よくある質問(FAQ)

Q. 内容証明を送れば、必ず返金されますか?
A. 必ずではありません。ただし「正式に請求した記録」が残るため、相手が動く可能性は大きく上がります。応じない場合の次の手続きでも有利になります。

Q. 自分で書いた文章でも効果はありますか?
A. あります。ただし、解除や返金の条件を満たす書き方になっていないと、効果が弱まることがあります。不安な場合は確認をおすすめします。

Q. 相手と連絡が取れません。それでも送れますか?
A. 相手の住所がわかれば送れます。住所が不明な場合は、別の調べ方が必要になることがあります。

Q. どのくらいの期限を設定すればいいですか?
A. 「届いてから7日以内」とするケースが多いです。ただし、状況によって適切な期間は変わります。

まとめ

商品が届かないときは、泣き寝入りせず、早めに「期限つきの正式な請求」をすることが大切です。内容証明を使えば、記録・証拠・心理的なプレッシャーを一度に得られます。

「文面がわからない」「このケースでも返金請求できる?」という方は、あらかき行政書士事務所までご相談ください。内容証明の作成から送付、その後の対応までサポートします。沖縄・那覇エリアの方は来所でのご相談も可能です。

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参考リンク:日本郵便 – 内容証明について

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