手抜き工事・未完成工事で困ったら|やり直しや返金を内容証明で求める方法【沖縄】

先に結論

  • 手抜き工事や未完成の工事は、法律上「契約の内容に合っていない工事」として、やり直し・代金の減額・損害賠償・契約解除を求められる場合があります。
  • ただし、不具合を知ってから1年以内に業者へ伝えないと、これらを求められなくなるのが原則です。
  • 電話やLINEだけだと「聞いていない」と言われがちです。内容証明郵便で、いつ・何を伝えたかを残しておくのが安心です。

こんな状態なら、手抜き工事・未完成工事の可能性があります

  • 工事が途中で止まったまま、業者と連絡がつかない
  • 見積書や契約書と違う材料が使われている
  • 仕上がりが明らかに雑で、すぐに不具合が出た
  • 工期を大きく過ぎても終わらないのに、請求書だけ届いた

工事の契約は、ふつう「請負契約」です。業者は、約束どおりの内容で工事を完成させる責任を負っています。

手抜き工事のとき、頼んだ側が求められる4つのこと

2020年の民法改正で、約束と違う仕上がりのことは「契約不適合」と呼ばれるようになりました。工事を頼んだ側(注文者)は、次のことを求められる場合があります。

  1. やり直し・修理(追完請求)
  2. 代金を減らす(代金減額請求)…やり直しを求めても応じないときなど
  3. 損害の賠償(損害賠償請求)…ほかの業者に直してもらった費用など
  4. 契約の解除

工事が途中で止まっている、工期を過ぎても終わらない場合は、まず「○月○日までに完成させてください」と期限を決めて求めます。それでも動かなければ、契約の解除を考える流れになります。

注意:不具合を知ってから「1年以内」に伝える

民法では、不具合を知った時から1年以内に業者へ伝えないと、やり直しや減額、損害賠償、解除を求められなくなるのが原則です。

「そのうち直してくれるだろう」と待っているうちに、時間が過ぎてしまうことがあります。だからこそ、早めに書面で伝えて、伝えた日付を残しておくことが大切です。

まず集めておきたい証拠

  • 契約書・見積書・請求書・領収書
  • 不具合の写真や動画(日付が分かるように)
  • 業者とのLINE・メール・通話の記録(いつ、何を言ったかのメモでもOK)
  • 工事の予定表や、約束していた工期が分かるもの

どこが手抜きなのか自分では判断しにくいときは、建築士などの第三者に見てもらう方法もあります。リフォームなら「住まいるダイヤル」(0570-016-100)で、建築士の相談員に電話で相談できます。

訪問販売のリフォームなら、クーリングオフも確認

家に来た業者に勧められて契約したリフォームなら、契約書面を受け取ってから8日以内はクーリングオフできる場合があります。工事が始まっていても使えることがあるので、日付を確認してみてください。

出し方はこちらで詳しく説明しています。
クーリングオフ通知の出し方|内容証明の書き方と文例【沖縄】

内容証明で業者に伝える内容

内容証明郵便は、誰が・いつ・どんな文書を送ったかを郵便局が証明してくれる送り方です。「そんな話は聞いていない」と言わせないための記録になります。

通知文には、次のことを順番に書きます。

  1. 契約の内容(契約日・工事の内容・金額)
  2. どこが約束と違うのか(写真の日付なども添えて具体的に)
  3. これまでのやり取り(いつ伝えて、業者がどう答えたか)
  4. 求めること(やり直し・減額・返金・解除など)
  5. 返事の期限(例:本書到着から14日以内)

怒りをそのまま書くより、事実と求めることを短くまとめたほうが、相手も動きやすくなります。

よくある質問

Q. 請求書が届いています。先に全部払わないといけませんか?
A. 納得できない点があるなら、払う前に「どこが不満で、何を求めるのか」を書面で伝えておくことが大切です。何も言わずに全額払うと、あとから話を進めにくくなります。

Q. 業者が「直す」と口では言うのに、いつまでも来ません。
A. 期限を決めて書面で求めましょう。期限を書いておくと、その後の解除や別の業者への依頼に進むときの区切りになります。

工事を請け負った側の方へ

「工事は終わったのに代金を払ってもらえない」という業者側の方は、こちらの記事をご覧ください。
工事代金の未払いを内容証明で請求する方法

泣き寝入りする前に、まず書面で伝えましょう

手抜き工事は、時間がたつほど証拠が薄れ、1年の期限も近づいていきます。「何を書けばいいか分からない」「冷静にまとめられない」という方は、あらかき行政書士事務所にご相談ください。

契約書や写真を見ながら状況を整理し、業者に伝わる通知文の作成から内容証明の発送まで、一緒に進めます。沖縄県内のご相談に対応しています。まずはLINEで、今の状況を気軽に送ってみてください。

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