最近、補助金や行政手続きの話題でも、AIの話が増えてきました。事務所でも「AIで調べたんですが、これで合っていますか?」という相談をいただくことがあります。
便利にはなると思います。ただ、私としては、制度の中身や必要書類、期限あたりは、最後に人の目で見ておいたほうがいい、という感覚です。
AIでできることは増えてきている
補助金の申請支援にAIを取り入れる動きが、少しずつ出てきています。自治体や支援機関の案内を見ていても、デジタル化やAI導入に関する話が増えている印象です。
許認可や届出の場面でも、案内や書類の下書きにAIを使う話は、これからもっと聞かれるようになるかもしれません。
実際に使える場面もあります。募集要項の概要を読みやすくまとめたり、申請書の文章のたたき台を作ったり、窓口に聞く前に質問を整理したり。補助金の案内は長くて読みにくいこともあるので、最初の下準備として使う分には助かる場面はあると思います。
沖縄でお店を出す予定がある、補助金を検討している、という方でも、「どの許可が要るのか」「期限はいつまでか」をAIでざっと整理してから、公式ページや窓口に当たる、という使い方は現実的だと思います。
便利だけど、確認は必要
一方で、AIの答えをそのまま鵜呑みにするのは少し心配です。もっともらしく書いてくれるので、正しいように見えてしまうんですよね。
補助金なら、対象になる事業者か、対象になる経費か、申請期限、契約や購入のタイミング、添付書類、提出先など、ひとつでもずれると話が変わります。AIが「対象になりそうです」と言っても、それだけでは申請できるとは限りません。通るかどうかも、もちろん別の話です。
許認可や届出も同じで、営業内容や場所、法人か個人か、これまでの経験や資格の有無で、必要な手続きが変わることがあります。制度の改正や、自治体ごとの運用の違いもあるので、AIの情報だけでは足りない場面があります。
私自身も、便利には便利だけど、AIだけで大丈夫と思い込むのはちょっと危ないな、と感じています。
行政手続きでは特に気をつけたいこと
数字と期限は、公式ページか窓口で見ておくのが安心です。補助金の金額や申請期限、手数料、受付期間は、案内のたびに変わることもあります。
補助金では、申請前に契約や購入をしてしまうと対象外になるケースがあります。許認可では、営業を始める前に手続きが要ることもあります。AIで調べる前でも後でも、「いつまでに」「何を先に」は、そっちのほうが先に気にしておきたいところです。
AIは、判断してくれる相手というより、メモを整理してくれる道具くらいの感覚で使うと、行政手続きでも無理がないと思います。事業内容や場所、やりたい手続き、期限、用意できる書類を並べる作業には向いています。
不安なときは早めに確認を
手続きの現場では、書類そのものより、最初の段階でつまずくことがよくあります。「どの許可が要るのか」「そもそも対象になるのか」「何から進めればいいのか」が曖昧なまま進むと、あとでやり直しになることもあります。
公式ページを読んで、平日に窓口へ問い合わせできて、期限にも余裕があるなら、AIを使いながら自分で進める方も多いと思います。反対に、期限が近い、要件がよく分からない、複数の窓口が絡む、出店日や開業日が決まっている、というときは、AIの答えだけで進めるより、早めに確認したほうが気が楽です。
不安が残るときは、公式情報を見直すか、専門家に聞いてみる、くらいで十分だと思います。
まとめ
AIで行政手続きが楽になるかと聞かれると、準備の部分は楽になる方向だと思います。ただ、最後の確認は人がやる、という感じです。
「AIが言っているから大丈夫」「これで申請できるはず」と決めつけず、公式情報や管轄窓口を見ながら進める。それくらいで十分だと思います。
手続きのことで迷ったら、遠慮なくご相談ください。
手続きの内容がはっきりしていなくても大丈夫です。
まずはLINEでお気軽にご相談ください。
