Googleドキュメントで図が作れるGemini新機能

Googleドキュメントで、図やインフォグラフィックがその場で作れるようになりました

2026年7月28日、GoogleがGoogleドキュメントに新しい機能を追加しました。文章を書いているその画面のまま、AI「Gemini」に頼んで画像や図、インフォグラフィックを作ったり、手直ししたりできる、というものです。

Geminiはドキュメントの中身を読んだうえで図を作ってくれます。たとえば「提案書の冒頭に全体像がわかる図を入れて」「この図を16:9にして」と言葉で指示するだけ。今までのように別の作図ツールを立ち上げて、貼り付けて……という手間がなくなります。

個人事業主なら、こんな場面で

一人で仕事をしていると、資料の見た目まで手が回らないことは珍しくありません。この機能が役立ちそうなのは、たとえば次のような場面です。

  • お客様に渡す提案書に、サービスの流れを示す図を添える
  • 業務報告書やチラシの要点を、ひとつのインフォグラフィックにまとめる
  • 打ち合わせ資料に、口頭では伝わりにくい全体像を図で入れる

文章と図を同じ画面で仕上げられるので、内容と見た目がちぐはぐになりにくいのも利点です。

実際には、どんな言葉で頼めばいい?

Geminiへの指示は、専門用語ではなく普段の言葉で大丈夫です。公式で紹介されている頼み方をもとにすると、たとえばこんな具合です。

  • 「このドキュメントの冒頭に、提案全体の概要がわかる図を入れて」
  • 「文書全体を、1枚のインフォグラフィックにまとめて」
  • 「この図の縦横比を16:9にして」
  • 「図の雰囲気を、文書全体に合うように整えて」

「各章の頭にそれぞれ図を追加して」「複数の図のスタイルをまとめて揃えて」といった、一度に複数をまとめて作る・直す指示も通ります。一発で理想どおりにならなくても、「もう少しシンプルに」「色を落ち着いた感じに」と言い直しながら近づけていく、という使い方が現実的です。

どこから使う?

呼び出しは、画面下のバー、または右側に開く「Gemini」パネルからです。あわせて、Googleドキュメント側で「スマート機能(smart features)」がオンになっている必要があります。ここがオフだと、有料プランでもメニューに出てきません。「使えるはずなのに見当たらない」というときは、まずこの設定を確認してみてください。

得意なこと、任せきれないこと

概要をざっくり示す図や、イメージ寄りのインフォグラフィックは得意です。一方で、正確な数値をそのまま反映したグラフや、決まった様式が求められる図面のようなものは、まだ苦手だと考えておくほうが無難です。数字が絡む資料は、Googleスプレッドシートのグラフなど従来の方法と使い分けると、手戻りが減ります。「見せ方はGemini、正確さは自分と既存ツール」と役割を分けておくと安心です。

使う前に知っておきたいこと

便利な一方で、始める前に確認してほしい点があります。

まず、無料のGoogleアカウントでは使えません。 利用には、個人なら「Google AI Pro」または「Ultra」、法人向けなら Business Standard/Plus などの有料プランが必要です。ふだん無料のGmailやドキュメントを使っている方は、その時点では機能が出てこない、と思っておくと戸惑いません。

また、今のところ対応しているのはパソコンのブラウザ版だけで、スマホアプリでは使えません。提供も段階的で、7月28日から順に広がっている最中のため、「有料プランなのにまだ表示されない」こともあります。数日待つと出てくる場合があります。

行政書士として、ひとこと

図が一瞬で出てくると、つい中身まで正しい気がしてしまいます。ですが、AIが作るのはあくまで「たたき台」です。数字や固有名詞、伝えたい順番が意図どおりか、最後は自分の目で確かめてから世に出す、この一手間だけは、便利さと引き換えにしないほうがいいと思います。

特に、お客様の情報を含む書類を扱うときは、AI関連の機能をどこまで有効にするか、その範囲にも一度目を通しておくと安心です。


参考

 

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